プリズムニュース 2023年春号 ●ご挨拶● 気持ちの良い気候になりコロナ禍以前の日常も戻りつつある昨今ですが、皆様いかが お過ごしでしょうか。春に大きな環境の変化があった方はそろそろお疲れも出る頃です。 無理をしすぎずマイペースでお過ごしください。 ●情報● ※敬称略 ・テレワークにおけるメンタルヘルス対策のための手引きのご案内です。 https://www.mhlw.go.jp/content/000917259.pdf ・ギャンブル等依存症の啓発資料に関するサイトです。 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/caution_012/ ・不妊治療と仕事との両立サポートハンドブックのご案内です。 https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/30l.pdf ・副業や兼業に取り組む企業の事例集です。 https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001079974.pdf ●ご案内● 下記の団体様主催で弊社の涌井が講演を行う予定です。ご参加可能でご都合があう方 はぜひご検討ください! ・富士商工会議所様 「ハラスメント研修」 2023.5.25 ・沼津商工会議所様 「ハラスメント研修」 2023.5.25 ・九州生産性本部様 「心理的安全性の高いチームづくりの進め方」 2023.7.26 ・関西生産性本部様 「いま、対応が求められるハラスメント対策」 2023.8.6 Copyright © Office Prism LLC. All rights reserved. ●ミニコラム● 「こころの境界線――バウンダリーについて」 皆様は「バウンダリー」という言葉を耳にされたことはありますでしょうか。心理学 の中で使われる「バウンダリー」とは心の境界線のことで、自分と他人とを分ける目に 見えない境目のことをいいます。 例えば、「あまり親しくない上司から私生活のことを根掘り葉掘り聞かれて戸惑って しまった」「職場の人が自分の不在中勝手に机の引き出しを開けたので不快に感じた」 などのケースは、まさに相手がバウンダリーを無視して、あなたの領域に侵入してきた 例と言えます。頭に血が上った上司が「親の顔が見てみたい」「転職をした方がお前の ためだ」などと部下を叱責するのも、バウンダリーを無視した例です。親の躾が問題か どうかは本人もしくはその親が責任を負うべき問題であって上司は無関係ですし、転職 が自分のためになるかどうかも本人の問題であって上司は関係ないからです。 逆の例もあります。仲の良い先輩や同僚が調子にのってあなたをしつこくからかい、 いい加減やめて欲しいと思ってもなかなか言えない時は、あなたが自分のバウンダリー を守れなくなっている状態と言えると思います。バウンダリーが弱くなっていると容易 に相手の‟侵入”を許してしまいがちです。「さすがにノー天気な僕でも凹んじゃいそう だから、そろそろ勘弁して」などと伝えて境界線を明確にすることは、自分を守るだけ でなく人間関係の悪化を防ぐことにもつながります。つまり、バウンダリーを意識する ことは、良好な人間関係の維持やハラスメント問題の防止に役立つと言えるのです。 心の境界線は相互の関係性や心身の状態によっても変わります。親しい関係であれば 緩くなったり、落ち込んでいたり体調が悪いときは弱くなったりします。人間関係に疲 れたとき、あるいは悩んだとき、バウンダリーについて考えてみると良いヒントが見つ かるかもしれません。(涌井美和子) ●ご報告● 2023年3月に下記の団体様にて講演の機会をいただきました。関係者の皆様には改め まして心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。(公表している講演 のみ記載しております) ・一般社団法人 金融財政事情研究会様 「人事労務担当者が知っておきたい『5月病』とその対策」 Copyright © Office Prism LLC. All rights reserved. 上に戻る |